皆さんこんにちは。広報委員の市瀬と申します。
早いもので2024年も折り返しの7月となりました。新社会人の方々は、仕事も慣れてきた頃でしょうか。
飛鳥薬局では、4〜5月の2ヶ月間で新卒薬剤師研修を行い、6月から店舗に配属されて本格的な仕事が始まります。
※ 新卒薬剤師研修の具体的な内容については、過去のコラム(2022年5月)をぜひご覧ください。
店舗配属から1ヶ月が経過し、仕事も徐々にこなせるようになってきた反面、上手くいかずに悩んでいることもあるかもしれません。そこで今回は、不肖社会人5年目になる私から、僭越ではありますが、いくつかアドバイスをお送りできればと思います。
憧れの先輩もみんな「普通の人」
新卒薬剤師は、実地研修や店舗配属を経て、さまざまな先輩と触れ合う機会があります。
その時、どの先輩も仕事をテキパキとこなしていて、とても輝いて見えると思います。「自分はとてもこんな風にはなれない…」と落胆することもあるでしょう(実際、私が新人の時はそのように感じました)。
しかし、そういった先輩たちも特別な人ではありません。
一緒に働いていくとさまざまな人となりが見えてきて、「先輩だって人並みに失敗したり、間違えたりするんだな」という一面にも気が付くかと思います。
ここで、自分が小学生だった頃に想いを馳せてみましょう。
まだ入学した手の1年生の時、6年生のお兄さん・お姉さんたちがとても格好良く映っていたと思います。
でも自分がいざ6年生になると、「別になんてことない」と感じたことはないでしょうか。
それと同じです。あなたも先輩も、みんな普通の人です。
社会に出てしっかり研鑽を積んでいけば、自ずと憧れの先輩のような薬剤師になっていける筈です。
失敗しても大丈夫。必要なのは「後悔」ではなく「反省」
仕事をしていく中で、何かしら失敗することは避けて通れない道です。
それでもなるべく失敗せずに日々の業務をこなしていきたい、というのが本音です。
しかしながら、ここで私が主張したいのは、「失敗を恐れない」というマインドを持つということです。
小さな失敗なら、後の行動で挽回することも可能です。
こういうことが頭で分かっていても、失敗してしまった時は、「やってしまった…」と落ち込んで後悔してしまうでしょう。
しかし、いくら後悔しても失敗したという事実や過去は覆りません。
大切なのは失敗を次に活かすための反省です。「なぜ失敗してしまったのか?」「今後同じ失敗をしないためにどうするべきか?」と考えることが重要です。
かの有名な剣豪である宮本武蔵は、「我、事において後悔せず」という名言を残しています。
皆さんも「後悔」ではなく、「反省」することで、失敗に向き合っていきましょう。
おわりに
今回は新社会人の方に向けて、2つのアドバイスを送らせていただきました。
ある意味ではどちらも当たり前のことかもしれませんが、非常に大切な考え方だと思っています。
最初から完璧にできる人間などいません。先輩の姿を見ながら成長していき、時には失敗からも学んでいきましょう。
そして、自分が先輩になった時には、同じように後輩を見守りつつ指導に励んでいってください。
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